禁煙外来について
禁煙はいつ始めても、遅くありません
禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。医師があなたの禁煙をサポートします。病院のサポートを受けながら、禁煙を始めてみませんか?
禁煙外来では、医師が、あなたの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守ります。禁煙中の症状(離脱症状)が起こっても、診察で相談できるので、うまく続けていくことができます。
また、条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療ができます。
当院では
毎週 水曜日 午後2時~4時(完全予約制)で受付ております。
希望される方は、担当医師、または受付までお問い合せ下さい。
※当院では、平成28年4月1日より敷地内全面禁煙を実施しております。
※現在、治療薬の納入の関係上、休止しております。
保険適用について
禁煙治療には、保険が適用される場合があります。
保険適用されるためには下記の条件をすべて満たす必要があります。
- ①喫煙値が200以上
- ②ニコチン依存症のスクリーニングテストが5点以上
- ③前回の禁煙治療初診日から1年経過している
- ④直ちに禁煙しようと考えていて、禁煙治療をうけることを文章で同意する
治療内容
治療期間は3ヶ月間で通院日数は初回を含め5回です。
チャンピックスというニコチンの含まれない飲み薬を12週間服薬する治療を行います。
チャンピックスは少量のドパミンを放出させます。それによって、イライラなどのニコチン切れの離脱症状が軽くなります。また、タバコを吸っても「おいしい」と感じにくくなります。
服用の仕方は、飲み始めの3日間は1日1回とし、4日目から1日2回服用します。最初の1週間は、タバコを吸っても構いません。8日目から禁煙を開始します。通常、12週間服用し、その間に5回の診察を受けます。
診察では一酸化炭素の測定や改善策、解決策を医師が一緒に考えてくれます。
費用
1日1箱以上吸う人は、約1/2の自己負担額で治療ができます。
禁煙治療は、健康保険等※1を使って受けることができます。
禁煙治療にかかる総額は健康保険適用で3割負担の場合、5回の通院と薬の費用を含め20,000円前後※2となります。
1日1箱以上吸う人の同期間内のタバコ代は36,000~45,000円です。約1/2の自己負担額で治療ができる計算になります。
※1 本web中の健康保険等とは、公的医療保険のことで、組合管掌健康保険、全国健康保険協会管掌健康保険、船員保険、各種共済組合管掌健康保険、国民健康保険等を指しています。
※2 「日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会:禁煙治療のための標準手順書 第6版:2014」に記載されている健康保険等で禁煙治療のみを行った場合の自己負担額(3割負担として13,080円~19,660円)に基づいています。