診療概要
整形外科では脊椎、関節、筋肉などいわゆる運動器の障害を治療する科です。
また、これらに由来する痛みの診断や治療を行います。
一口に痛みと言ってもその診断と治療は皆さんが思っている以上に複雑で困難なものです。
ただ、一般的に中高年が経験する痛みの殆どは、加齢的現象によるもので自然軽快が十分期待できます。
したがってむやみやたらと薬や注射に頼るのでなく、よく痛みの症状と経過を観察してその患者さんにあった方法を選択していきます。なかには自然軽快が期待できないもの、または手術療法が適当な疾患もありますので、その場合は専門医を紹介頂く場合もあります。また、運動器以外からくる痛み(内蔵疾患、癌など)を心配されて来院される患者さんもいますが、それらに関してはまず当該科(または健康診断)の受診をお勧めします。
その他、一般的な外傷も扱っています。特に高齢者の下肢の骨折は著しく日常生活を制限させることになり、衰弱も早めますので積極的に手術を勧めています。
また、軽微な外傷でも昔とは傷の扱い方が違ってきていますのでご相談くだされば幸いです。
一方、専門性や緊急性(重傷度)の高い疾患(小児の先天性疾患、骨腫瘍、血管病変等)などは扱っておりませんので、専門病院を受診していただくか、紹介をさせていただきます。